1964年東京生まれ。不登校のため高校卒業に7年かかる。大学卒業後、高校講師、ひきこもりを経て1999年度から対人援助の研修や不登校支援活動に参加。2001年10月に交流スペースをめざし当スタジオ設立。2003年度から不登校・ひきこもり専門の相談室とし、以来22年の実践経験とそれにもとづいた“体験的不登校・ひきこもり論”のメールマガジンへの執筆が注目を集め、その一部を収録して2014年に『不登校・ひきこもりが終わるとき』が出版され、現在も新装版が販売されている。
2021年から相談業務とソーシャルワーカー支援(助言・研修)のため月1日+αで藤沢市社会福祉協議会に勤務。ほかひきこもり当事者グループの運営メンバー等幅広く活動。講義講演多数。
県立の新設校に入学するも「自分は父のようなエリートコースを進むはず」という自己像が学業不振で崩れ去ったため、2学期の途中から五月雨登校に。3学期は出席ゼロで留年。教師をめざしていたため退学して就職と言う選択肢がなかったうえ、定時制や通信制が県内では3か所程度の公立高校にしかなく、大検(現在の高認)も知られていなかった時代、毎年「退学したくない」の一点張りで留年を繰り返す。4度目の1年生の3月「今度こそ退学だ」と絶望のどん底に落ちるも、ある日退学後のイメージが浮かび不登校状態が終わる。最後の1年生からの3年間は充実した学校生活を送り、入学7年後に卒業。